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インドで迷子になった5歳の少年　26年後にGoogle Earthで母親に再会【動画】　[奇跡の物語] [編集]

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26年前に迷子になった青年がGoogle Earthを使って故郷へ帰ったと話題になっていますね

※出典：http://www.niemanstoryboard.org/2012/07/20/the-aps-kristen-gelineau-ravi-nessman-and-mary-rajkumar-on-the-saroo-brierley-saga/

今回はインドで26年前に迷子になった
サルー少年と、26年ぶりに故郷に帰った
奇跡の物語について紹介したいと思います。

26年前の迷子

1986年、インドのある町に住んでいた5歳
の少年サルーが迷子になっていしまいまし
た。

このサルーは兄と一緒に物乞いをするため
に地元の駅に行き、そこで居眠りをしてる
間に兄とはぐれてしまいました。

慌てたサルーは兄を探しまわっている間に
停車していた列車に乗り込んでしまい、
疲れたサルーは再び列車のなかで居眠りを
し、目が覚めた時には全く知らない場所に
着いていたのです。

そこは地元の駅から1500kmも離れたコル
カタという場所で、サルーはこの見知らぬ
町の路上で生活し始めました。
しばらくし、サルーは孤児の為の施設へと
連れられ、そこで暮らすようになりました。

サルーの生活

1987年、孤児の為の施設で生活していた
サルーはオーストラリア人の夫婦に引き取
られタスマニアで新しい生活が始まりまし
た。

※出典：http://www.niemanstoryboard.org/2012/07/20/the-aps-kristen-gelineau-ravi-nessman-and-mary-rajkumar-on-the-saroo-brierley-saga/

新しい家族に新しい国籍、名前も新しくな
ったのでした。
そして、オーストラリアでサルーは一生懸
命に勉強をし、学士を取得し、エンジニア
リング会社に勤務するようになりました。

こうしてサルーはオーストラリアで成功を
手に入れたのですが、故郷のことがずっと
忘れられないでいました。

故郷を探して

しかし、故郷にいたのは5歳までのことで、
当時まだ字が読めなかったサルーはその
故郷がどこなのか全く手がかりがなく、頼
りになるのはぼんやりとした記憶のみでし
た。

それでもどうしても生き別れた家族や故郷
への思い年々強くなり、故郷を探し続けま
した。

そして2011年のある日、ついにGoogle
Earthで故郷を特定することができました。

Google Earthの画像や列車の運行を推測
し、時間をかけながらも迷子になった駅
「カンドワ」を発見し、近所の光景やトタ
ン屋根の家を発見することができたのです。

さらにサルーはFacebookでカンドワの
ファンページに参加し、他のユーザーと交
流することで、町の情報を収集し、記憶と
照らし合わせることで、そこが故郷である
と確信をしました。

母親との再開

2012年、ついにサルーはオーストラリア
からインドのカンドワへと出発しました。

もともと故郷探しを手伝っていてくれた
カンドワの人達には訪れることを知らせて
いたので、カンドワに到着すると、そこに
は母親を始め兄妹たちが出迎えてくれてい
ました。

※出典：http://www.livemint.com/Leisure/LOTRsdBTJuHg0U8gMw7yzK/True-Stories--Such-a-long-journey.html

まさに26年ぶりの再会で、お互いに困惑し
つつも感動で上手く話せなかったと言いま
す。

サルーが最後に母親を見た時、母親はまだ
34歳だったのですが、再会した時には60歳
になっていました。

しかし、母親の輪郭には面影あり、サルー
は母親に対して「あなたは私の母親です」
と言いました。

サルーのその後

母親に再会できたことを幸運に思い、サル
ーは現在幸せを感じています。

そして再会以来、母親とは定期的に連絡を
取り、度々インドへと帰るようにするが、
インドに住むつもりはないとのことです。

残念なことに、一緒に駅まで物乞いをしに
行った兄はサルーが行方不明になった年に
列車にひかれて亡くなっていました。